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【基盤教育センター】〜教員紹介シリーズ〜吉野 浩司 先生

2020年6月20日 (土曜日) 11:59 | 投稿者:【nwuadmin

本学には「どんな先生がいて、どんな研究をしているのか」興味や関心を持ってもらえるように教員紹介を行います。今回は基盤教育センターの吉野教授のご紹介です!

「ロシアの国際シンポジウムに参加して感じたこと」
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(写真:シンポジウム開会時の風景)


 2015年以来、私は毎年のようにロシアを訪れています。モスクワのクレムリンや赤の広場や、ペテルブルクのエルミタージュ美術館に行くわけでも、バレエを見に行くためでもありません。マトリョーシカ人形やプーチン大統領のグッズを買いたいというのでもありません。ひとりの人物を追いかけているためです。だから、そうした観光地やショッピングは、ついでに立ち寄ることはあっても、目的とはなりません。例外は本屋さんと古本屋さんぐらいでしょう。
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(写真:現在、刊行中のある人の全集。
日本で唯一の全巻揃っているのは私の蔵書のみ)。

 2019年10月10日から12日にかけて、「ピティリム・ソローキンと21世紀の世界的発展のパラダイム」という国際シンポジウムが開催されました。モスクワから飛行機で2時間ぐらいかかる、スィクティフカルという北方の地方都市です。議題にあるピティリム・ソローキンというのが、私が追いかけているその人です。2019年がちょうどソローキンの生誕130周年に当たることから、このシンポジウムが開かれたわけです。
 ソローキンはこのスィクティフカルのさらに奥地に分け入った田舎の村で生まれました。その彼が、当時の首都ペテルブルク大学で社会学者となり、レーニンに死刑宣告を告げられ、アメリカに亡命し、ハーバード大学に社会学部を作るまでに成長しました。社会学者とか哲学者とかの枠組みを大きく飛び越えた、じつに魅力的な人物です。人が一生かかってようやく理解できるかどうか、というような深みのある思想を持っていました。
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(写真:ペテルブルク大学の正面)

 光栄なことに、私も国際シンポジウムに招待してもらいました。そこではソローキンを通じて知り合った、ロシアをはじめとする世界の研究者たちと旧交を温めたり、新たな知り合いを作ったりと、刺激的な時間を過ごすことができました。私も「亡命知識人としてのP.A.ソローキン」という発表を行いました。つたない発表でしたが、ロシアの社会学者を極東の日本人が関心を持ってくれたということで、たいへん喜ばれました。
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(写真:右が私。左側の席にいる男性がイタリアの研究仲間チマガリ氏)。

 私がソローキンを読み始めたのが、大学生のころです。もう20年以上経ったことになります。だいぶ時間がかかりましたが、好きなことをコツコツと積み重ねていくと、いつかは報われる日が来るのだなと実感できた、記念すべき日となりました。
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(写真:スィクティフカル大学前のソローキン像)

基盤教育センター 教授

吉野浩司



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