NEWS

社会福祉学科

【社会福祉学科】雲仙市地域福祉計画づくりに本学学生が提案

  • 2021.08.6
  • 社会福祉学科

 本学で行われた雲仙市の第3期地域福祉(活動)計画策定委員会の打合せ会に
この夏、相談援助の実習を控えた社会福祉学科3・4年生の5名が参加。
質問や提案が飛び交う会になりました。会議終了後、学生たちは、今日の会議で
出た質問や提案を文書にまとめ、雲仙市宛にメールで送信することになりました。
青字はそのときの文面です。


 ▲雲仙市・市社協の方々との地域福祉計画に関する検討会を終えて(雲仙市健康福祉部のみなさんへ)

 本日は貴重なお話の場に参加させていただきありがとうございました。検討会終了後、私たち学生5人の中から
下記のような提案や質問が出てきましたので、あらためてお伝えいたします。

【質問】

 ➀地域福祉計画は、「策定義務」ではなく「策定努力義務」と聞いています。地域福祉を推進するための大変大事な計画なのに、
  なぜ策定義務ではなく、策定努力義務  なのでしょうか? 教えてください。
 ②地域福祉計画その他の計画の内容について、地域住民に対して、どのような方法で周知を行っていらっしゃいますか?

【提案】

 その後の学生同士の話し合いの中で、今回のように長い時間をかけて真剣に計画を作成されている姿を目の当たりにして、
地域住民に地域福祉計画があまり知られていないのはもったいないという感想がありました。そこで、大村市と諫早市のように、
雲仙市も市の公式LINEを作ってみてどうかという意見が出ました。その公式LINEのなかでは…
 ❶地域福祉計画の内容や、ごみ捨ての日程、移動販売をするのであればその日時場所、防災情報、などの情報を発信する、
 ➋また、使える制度について知らない住民が多い(給付金などの制度)と思うので、使える制度についての情報も定期的に発信する、
 ❸雲仙市のおいしいお店の300円オフクーポンなどを配布する、
などを実施すると、高齢者世代だけでなく、比較的若い世代も地域福祉に関心を持ってくれるだけでなく、クーポンの配布で町おこしにも
つながるのではないでしょうか。今回の、私たちの質問や提案に対するご意見等がありましたら、中野先生のメール宛に返信いいただければ
と思います。よろしくお願いします。

       鎮西学院大学、現代社会学部
       社会福祉学科 実習指導学生(中野クラス)
                   田中 万那
                   松下 聖果
                   島崎 亜実
                   森  雄大
                   天願 陽斗

 
 学生の立場からの、上のような率直な質問や提案に対して、雲仙市からは、後日、あらためて
下記の回答メール(赤字の部分)が返ってきましたので、あわせて掲載します。  

▲中野教授と学生さんへ

コロナ禍で座談会や策定委員会の開催ができず、
素案作成まで時間がかかってしまいましたが、
先日、中野先生から助言、学生さんの意見を伺うことができ救われた感じです。
製本完了しましたら改めて計画書をお渡しします。
いろいろとご協力頂きまして、本当にありがとうございました。

★学生さんへ

先日はご参加いただきまして、ありがとうございました。
福祉について説明することはなかなか難しいものがありますので、
本日の計画素案をじっくり見ていただければと思います。
その中で疑問があれば今回のようにメールをいただければ、私たちも勉強になりますし、
視点を変えることで新たな市民サービスに繋がる可能性があると思っています。

ベタ打ちとなりましたが、質問等について回答いたします。
★★★いただいた質問について★★★

①いい質問ですね!
 答えは人によって考え方が違う所ですが、
 地域福祉は国や県、市が押し付けるものではなく、地域の中で課題を把握し、
 地域が主体(主役)となって、市、社会福祉協議会がそれを支援することからだと思います。
 ただ、地域の方が主体となって動くにはまだまだ時間がかかるため、市や社会福祉協議会が 
 地域福祉の基本的な方向性や活動について計画し、互助・共助の推進を行うものです。
 こういったことから、義務ではなく、努力義務としているのではないかと思います。
  ※間違っていたらすみません。

②地域住民への周知方法ですが、まずは、本編を各総合支所、図書館に(閲覧)、
 概要版を民生委員児童委員、自治会長代表へ配布、各総合支所で数部配置します。
 あとは、ホームページへしの掲載といったところです。
 また、計画を作成したときは、市議会議員、警察、消防などにも配布するようにしています。
※概要版だけでも全世帯配布したいところですが、印刷製本も費用がかかるため行っていません。

  
★★★いただいた提案について★★★

LINE活用については私も凄く興味があり、認知症高齢者の徘徊による早期発見や、
台風等の災害時にLINEを活用することを考えています。
しかし、雲仙市は公式LINEアカウントをいまだ作成していないため、
昨年末に、福祉課から広報担当等に提案をしたところです。

今後、雲仙市公式LINEの導入について調整が進んでいきますが、
市のアカウント作成には時間がかかるので、社会福祉協議会公式LINEを数カ月前にとり、
活用について準備、検討をしているところです。
学生のみなさんから意見を伺ったりするのも有効的だと思いますので、その際はご協力いただければと思います。

福祉関係の仕事は大変ですが、それ以上にやりがいのある仕事だと思います。
私も市役所で、福祉業務を通算15年くらいしています。
市役所なので他部署への移動もありますが、昨年度から福祉に戻ってきて、
なんだかんだ言っても福祉業務が好きなんだと実感しています。

どの職種もそうですが、特に福祉は向き不向きもあるので、
若いうちはいろんなことに目を向け、自分にあったものを見つけてください!

雲仙市 健康福祉部 福祉課        

          (文責:中野伸彦)