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社会福祉学科

社会福祉学科基礎演習Ⅱのゲストスピーカーによる講義⑫

  • 2022.12.7
  • 社会福祉学科

 社会福祉学科の講義では、大学教員の他に現場職員や当事者の方々など様々な方々をお招きして授業が展開されます。先日の基礎演習ⅡBでは「ヤングケアラーに関する現状と支援の在り方」と題して、長崎県子どもの貧困対策統括コーディネーターの山本倫子先生からご講義を頂きました。

 ヤングケアラーとは、本来大人が担う家事や家族の世話、介護などを行っている18歳未満の子どもで、20人に1人は「ヤングケアラー」の状況にあると言われています。その多くの子どもたちは負担が大きくなっても自分からSOSを発することが難しく、周囲の気づきとサポートが重要であることを山本先生の実践も踏まえたお話を通して学生たちは学ぶことができました。またヤングケアラーに対する社会的認知度を高め、子どもの目線から支援の視点やあり方を考える必要性についても事例検討を通して考えることができました。子どもを取り巻く環境を見つめ、家族まるごと包括的に支援するとともに、支援の充実に向けて社会に働きかけていく大切さを学生たちは認識することができました。ご講義頂きました山本先生、本当にありがとうございました。