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国際交流関係

【交換留学マンスリーレポート】台湾長栄大学

  • 2025.11.10
  • 国際交流関係

 台湾に来てから2か月が経ちました。11月になっても日中の気温は30℃前後と高く、まだ夏のような気候が続いています。

 現在、私は留学生向けの中国語クラスに加えて、日中会話の授業を2つ、日中翻訳の授業を2つ履修しています。中国語の授業では、簡単な中国語と英語を交えながら進めてくださるため、基礎を確実に理解しながら学習することができています。文法の理解だけでなく、日常会話や文化に関する表現も学べるため、実践的な力が身につけることができます。翻訳の授業ではJ-popの歌詞を中国語に訳す課題など難しい内容もあります。単語の意味だけでなく、曲の雰囲気や感情を丁寧に表現する必要があり、とても難しいですが、先生の丁寧な説明のおかげで授業についていくことができています。10月末には初めての中間試験がありました。筆記試験では、漢字が分かることで意味を推測できる場面が多く、比較的落ち着いて取り組むことができました。しかし、スピーキング試験では、自分が言いたいことがあっても文を正しく組み立てることが難しく、思うように表現できませんでした。中国語は日本語と近い部分がありながら、発音や声調によって意味が変わってしまうため、特に発音面で壁を感じています。今後はインプットだけでなく、友人との会話や授業外での練習などアウトプットの機会を増やし、実践的なコミュニケーション力を伸ばしていきたいです。

 台湾の大学生活にも、様々な違いを感じています。授業は1コマ50分で、2単位の授業は2コマ、3単位の授業は3コマ続けて行われます。日本のように90分続けて授業するより途中で10分休憩を挟み、2時間、3時間の学習スタイルの方がより集中して授業に取り組める良さを感じています。また、授業中に飲食する生徒が多く。朝の授業では机に朝食を広げながら受講することもおかしくありません。キャンパス内には朝食店もあり、1限が朝8時からと早い台湾の大学ならではの文化だと感じました。日本とは違う大学生活を体験できて、とても新鮮です。

 今学期も残り2か月となりましたが、授業だけでなく日常生活での交流も大切にしながら過ごしていきたいです。より自然に中国語が使えるよう、引き続き勉強に取り組みたいと思います。

多文化コミュニケーション学科  2年  K.S.さん