2026年7月18日(土)・19日(日)、愛知学院大学名城公園キャンパスにおいて、「二重言語学会 第24回国際学術大会」が開催されました。

本大会は、二重言語学会と日本韓国語教育学会の主催により、「多文化時代における韓国語教室の変化と拡張―教師と学習者の経験と持続可能な成長―」をテーマとして開催された、韓国語教育に関する国際学術大会です。当日は約200名の研究者や教育関係者が参加し、さまざまな研究発表や活発な意見交換が行われました。

本学多文化コミュニケーション学科の呉尚玟先生は、大分県立芸術文化短期大学の李烋再先生との共同研究として、「日本人韓国語学習者の日本語名前ハングル表記認識研究―規範表記と発音類似性判断を中心に―」と題する研究発表を行いました。発表は、7月18日の「韓国語発音教育」をテーマとする第6分科会で行われました。

本研究では、日本人韓国語学習者78名を対象に、日本語の名前をハングルで表記する際、外来語表記法に基づく規範的な表記と、学習者が元の日本語の発音に近いと判断する表記との間に、どのような違いが見られるのかを調査しました。
調査の結果、日本語のカ行・タ行、「ツ」、長音を含む名前において、規範的な表記と、学習者が発音上自然だと感じる表記との間に違いが見られることが明らかになりました。
今回の研究により、日本語の名前をハングルで表記・指導する際には、表記規則の一貫性を保つだけでなく、学習者が感じる発音の自然さにも配慮する必要があることが示されました。

また、呉先生は同大会において、韓国語学習用基本語彙の音韻的負担に関する研究発表の討論者を務め、国内外の研究者と活発な意見交換を行いました。
今後も呉先生は、日本人韓国語学習者の発音習得の特徴や、効果的な発音指導のあり方に関する研究を進め、その成果を韓国語教育の現場に生かしていく予定です。