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社会福祉学科

教員紹介 金文華先生

  • 2022.09.15
  • 社会福祉学科

 社会福祉学科には「どんな先生がいて、どんな研究をしているのか」興味や関心を持ってもらえるように教員紹介を行います。今回は金先生です。

 皆さんホームページへのアクセスありがとうございます。私は金文華といいます。大学では障害者福祉論や社会福祉の専門職として身につけるべき心構えや技術等を学ぶ授業を担当しています。福祉は「幸せ」を意味する言葉で、社会福祉は人々の幸せを追求する学問となります。人々が幸せな生活を送るためにはそれを支える仕組みと支えてくれる人が必要となります。現在日本には福祉を担う人材が不足しているので、将来福祉を担う専門職を育てることはますます重要になっています。そのため、大学では福祉の専門職になることを目指す学生達が自ら考えながら学ぶ機会を作ったり、実践を通して学ぶことができるように心がけています。

 大学の教員は授業だけではなく、様々な社会活動も行っています。私は現在日本職業リハビリテーション学会の運営理事になっています。職業リハビリテーションは障害者等働くことに困難を感じている人たちを支援する制度や実践について研究したり、その発展のために様々な啓発活動等を行う学会です。この学会で私は理事として活動するとともに、個人的には障害者等働くことの難しさを感じている人たちの支援について、諸外国の状況等も踏まえながら研究しています。働くことを通して社会の一員として活躍することは障害の有無に関わらず誰もが望んでいることで必要とすることだと思っておりますので今後もこの活動を続けていきたいと思っています。

 日本はヨーロッパやアメリカ等の先進国から多くを学び実践して相当発展してきています。しかし、まだ待機児童問題、貧困、非正規労働、所得格差、老々介護等様々な社会問題を抱えていて、更なる発展が必要となります。そのためには働くことや幸せに暮らすためのことを真剣に考えて実践する人材が必要となります。皆さんもその一員になって私達と一緒にみんなが生きがいや働きがいをもって生き生きとして暮らす社会について考えてみませんか。

 

                                                                文責:金