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キャリア支援・就職

【キャリア支援センター】卒業生の就職先からの意見聴取の結果について

  • 2021.03.1
  • キャリア支援・就職

卒業生の就職先からの意見聴取の結果をご報告します。

1 調査名
卒業生の就職先からの意見聴取

2 調査対象
長崎ウエスレヤン大学卒業生が就業している企業・事業所4社
(観光業、飲食業、福祉業界、アパレル業)

3 調査期間
2020年9月�11月

4 調査担当
キャリア支援センター センター長 岩永耕

5 ご意見聴取の結果
■就業をしている本学卒業生の印象について

・積極的で謙虚さや規律性も兼ね備えている。

ご意見の一例

○上司に言われたことを忠実に守って仕事をしてくれるので信頼している。

○突然、他部署の業務をおねがいされても、嫌な顔をせずに引き受けてくれるので、とても助かる。

○とにかく積極的で業務を任そうとするときも「これがやりたかったんです」と言って引きうけてくれる。

○押しなべて謙虚さがある上、積極性もある。

○明るく前向き。お客様の受けもよく、感謝されている。

○指導したことの吸収が早い。後輩への指導も、同期の職員よりも上手。

○責任に関する発言はあるが、行動がまだ伴っていない。言行が一致さえしてくれば、周りの信頼感はおのずと増してくる。

■今後、本学の学生に期待する点

・授業や大学の行事、インターンシップに加えて、アルバイトにも積極的に取り組んで
ほしい。
・業務に必要なスキルは入社してからいくらでも教えるので、肝心なのは、その人の心の持ちようである。学生には、向上心を持って入社してきてほしい。

ご意見の一例

○アルバイトによって、マナーや社内での上司らとのつきあい方を学べて社会性が身につくはずなので、いろんな業種のアルバイトを学生時代に経験してほしい。

○「スキル不足」を危惧する声をよく耳にするが、業務に必要なスキルは入社してからいくらでも教える。肝心なのは、むしろ、その人その人の心の持ちようなので、学生には、是非、向上心を持って入社し、それを維持してほしい。

○「苦手な教科をはじめから敬遠せずにまず受講してみる」といったように、何事にもチャレンジをしてほしい。

○学業以外では、アルバイト以外の仕事(ホテルの裏方など)も経験をして、多様な経験のなかから就職先を選んでほしい。飲食業のアルバイトをしてそのまま飲食業に就職するのでは選択肢が少なすぎる。

○大学在学中は、学科に関係なくいろんなことに興味関心を持って参加することが、就業後に役に立つはず。そちらの大学は規模が小さい大学なので、参加したいと思ったら全部参加ができるはず。

○留学生と普段から一緒に食事をするといったように、普段から交流をしてほしい。留学に行かなくても、それも貴重な経験になるはず。

○片言でも中国語や韓国語が話せると、就職後に海外の方の接客にとても役にたつ。語学は学生時代に頑張った方が自分のためになる。

○とにかく挨拶が最も大切なので、普段からその習慣を身につけてほしい。

○日頃から挨拶、感謝、時間厳守をしてほしい。

■今後、大学に期待すること。

・学生の自己分析や志望企業の選定をよりサポートしてあげてほしい。
・学生個人では難しい「イベント」や「仕組み」を大学として提供してあげてほしい。
・挨拶やお礼をしっかり言えるように大学で指導してほしい。
・インターンシップや実習の環境を大学側で、より整えてほしい。

ご意見の一例

○学生には「この会社で働きたい」と思って入社して来てほしい。そのためには入念な自己分析が必要だが、学生個々では難しいので、なるべく早い段階(学年)で自己分析ができるように、大学としてサポートをしてあげてほしい。自己分析が不十分だと離職につながってしまう。

○企業側がバスで大学に学生を迎えに行き、一定数の学生がまとまり、1日かけて会社見学(もしくは就業体験)をすることで、お客様としては触れることのできないバックヤードでの業務を理解できるはず。

○ビジネスマナーが身についていない学生も少なくなく、新入社員にその指導からスタートをする場合はマイナスからのスタートになっている。大学でマナーやスーツの着こなしについて指導をすれば、「ここの大学の学生は伝統的にマナーがよい」という印象が定着し、採用にもつながるはず。

○生きていく上で仕事の上で、最も重要なことは人間関係をよくすることなので、「挨拶」、「感謝の言葉」と「謝辞」を言えるよう教育してほしい。

○「知識」と「技術」、「経験」がないと同じ事を言っても、説得力に欠ける。学生がインターンシップや実習等で様々な経験を積めるように大学側でも、より環境を整えて欲しい。

■まとめ

学生時代の積極的な姿勢やいろんな経験が、現在の業務に生きていることからも、大学生は、何事にも積極的に取り組んでほしいというご意見が多く聞かれた。大学としては、学生個人では難しい「企業見学」などの仕組みやイベントをさらに開発し、インターンシップや実習の環境を整え、より活発な就職活動を促していきたい。
また、「自己分析」や「マナー習得」についても、大学では就職関連の授業(コマ)が合計60コマあることから、より多くの時間をこれらに割き、実際に就職活動につながる(活かせる)知識やスキルを学生に提供していきたい。

以 上

長崎ウエスレヤン大学
キャリア支援センター