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多文化コミュニケーション学科

多文化コミュニケーション学科の授業紹介シリーズ:専門演習Ⅰ(ベトナム・デー)

  • 2024.02.8
  • 多文化コミュニケーション学科 

2023年度の専門演習Ⅰ(林田ゼミ)の授業では、国際交流イベントを企画実施する活動を行いました。今回は、ベトナム人留学生による「ベトナムの中秋節」イベントについて紹介します。中秋節はベトナム語で「テト・チュン・トゥー」と言います。中国から伝わった祭りで、豊作を願い月見を行う伝統的な行事です。ベトナム人留学生たちにとっては特別な催しですが、日本ではあまり知られていません。そこで、ゼミ活動の一環として、この中秋節について知ってもらうためのイベントを開催することにしました。イベントの目的は、日本人学生や他の留学生にベトナム文化を知ってもらい、お互いの理解と親交を深めることです。そのため、授業では次の点に留意して企画・運営を進めました。

・出席者が参加して楽しめるイベントであること。

・五感を使って体験できるものであること。

・日本語でわかりやすく、聞きやすい説明をすること。

テーマの設定、イベントスケジュールの作成、劇のシナリオ作成、ダンスの振り付けなど、イベント実施には多くのプロセスを、仲間と協力して行わなくてはいけません。時には衝突することもありましたが、自分の意見を率直に出し合い、イベント当日を迎えることができました。留学生にとっては母国語ではない日本語で全てを行わなくてはいけないため、劇のシナリオやMCの台本は、作ってはやり直しの繰り返しでした。リハーサルや準備で、イベント前日は全く寝ていない学生もいましたが、やり遂げた達成感は講義を聴くだけの授業では味わえないものだったようです。