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多文化コミュニケーション学科

外国語学科の教員紹介シリーズ:林田先生

  • 2022.07.6
  • 多文化コミュニケーション学科 

【外国語学科教員へのインタビュー】

本日は、外国語学科の林田先生に、お話を伺いました。

 

Q. まず、簡単な自己紹介をお願いします。

A. はじめまして、外国語学科教員の林田朋子と申します。英語教職課程必修科目の「英語科教育法Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」、「PresentationⅠ」を教えています。専門は英語教育です。日本の大学を卒業後、アメリカの大学でTESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)の資格を取得しました。

 

Q. 「英語科教育法」とはどんな授業ですか?

A. この科目は、英語教職課程の学生が受講する科目です。3年生の前・後期に、集中的に英語教育の理論と実践を学んでいきます。授業では、教員の話を一方的に聞くだけではなく、学生が自ら学び、発信し、意見を交換し合うアクティブ・ラーニング型授業を行っています。後期には、中学校・高校の教科書を用いて、模擬授業を行います。何度も練習することで、50分間の授業を立派に行うことができるようになりますよ。はじめは遠慮がちがった学生たちも、3年生の終わりには、人前で話すことが上手になり、自信をもって自分の意見を述べることができるようになります。その成長した姿には、毎年感動させられています!

Q.先生はどうして英語教員になったのですか?

A. 私は大学在学中から、「日本人は中学校・高校と英語を勉強しているのに、なぜ話すことができないのか?」という疑問を抱いていました。「日本人が英語で効果的にコミュニケーションがとれるような指導方法が知りたい!」という思いから、アメリカの大学院で学び、英語教員になることを決めました。

 

Q. アメリカの大学院での学びは、先生にどのような影響を与えましたか?

A. アメリカの大学に行って一番感じたことは、日本の大学とは授業スタイルが全く異なるということです。留学生であっても、授業では毎回発言が求められます。また、ディスカッションや発表する機会が多々あり、事前の予習も欠かせません。  “Your participation counts the most” (=あなたの授業参加が最も大切です。) ということがよく言われました。授業への積極的な参加が、知識を身に付けるだけでなく、実際に使うことができる鍵なのだということを実感しました。この経験は、現在の自分の授業スタイルにも大きな影響を与えています。

 

Q.高校生の皆さんに、メッセージをお願いします。

A.「効果的な英語学習方法は何か?」には、ただ一つの答えはありません。もし同じ疑問を持っている人がいたら、ぜひ一緒に考えていきたいです。鎮西学院大学には、英語教育について共に考え、実践する場所があり、すばらしい仲間がいます。興味があれば、ぜひ研究室に遊びに来てください。