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外国語学科

Department of Foreign Languages study abroad report from the University of the Fraser Valley in Canada (report 1)

  • 2022.11.7
  • 外国語学科

カナダ留学して2ヶ月経過して・・・           外国語学科2年 久富怜音

 

カナダフレーザーバレー大学(UFV)に留学してから2ヶ月が経過し、気づけば留学生活も残り半分を切ってきました。私自身、留学は初めてのことであり、何よりも初めての海外だったため、最初こそ緊張と不安がありましたが、寮のルームメイトである、リーフ(Leif)をはじめ、たくさんの友人たちと出会い、今では毎日楽しく過ごすことができています。今回の留学に携わっている、大学の関係者、及び、留学を後押ししてくれた両親、家族に本当に感謝しています。

UFVでの授業では、現在主に英語を学習していて、コツコツと上達しているなと日々実感しています。担当の教授からも随分上達したねと、褒めてくださり、とても嬉しかったです。カナダに来てから最初は全く他の留学生と喋られなかったものの、今では簡単な会話ができるまでになりました。私はこの2ヶ月間で本当にさまざまなことを授業や生活を通して学ぶことができたなと感じました。

私は、日本ではほぼ体験することができないような体験をこの2ヶ月間でたくさん味わってきました。カナダは、通称移民の国とも言われているほどたくさんの文化が交わっており、特に街とかに出るとそれが顕著に表れています。例えば、お店の従業員がみんなインド人だったり、隣のレストランに行ったらみんな中国人だったり、またその隣のお店に行くと、なんとみんな日本人だったり。。。まるで異文化の交差点のようでした。おそらく、あの光景は日本ではほとんど見ることはできないだろうと思います。さらに、カナダに着いた時からずっと大麻の臭いがしています。カナダでは大麻の使用は合法であり、本当にたくさんの人が吸っているのを見かけました。私はそこで日本とは別世界だなと実感しました。また、現地のハロウィーンは、ほとんどの人が仮装していて、本場のハロウィーンを体感することができ、まるで別世界にいるような感覚を味わうことができました。

カナダにいる人たちはとても親切であり、ほとんどの場合、『Nice to meet you.』から始まり、『See ya, bro!』で終わります。みんな本当に気さくに話しかけてくれてほとんどの場合、友人になっています。私はこの留学を通して交流の幅が本当に広がったなと感じました。カナダ人をはじめ、スイス人、フランス、アメリカ、メキシコ、ロシア、インド、韓国、中国、台湾、ガーナ、トルコ、シンガポールなどなど、この留学がなければ一生交わることがなかったであろう友人たち、仲間たちに出会えて本当に幸せです。

ここまでは留学してよかった部分ですが、もちろん良くなかった点も存在します。例えば、人種差別です。ある日、寮から少し離れたところにある友人宅でのホームパーティの後、歩いて帰っていると、車から人種差別とされることを何度かされました。日本では見られないような光景であり、また、ここが外国の地であるということを改めて実感させられました。また、近所にある、バーに行ったとき、とあるカナダ人と話をする機会があった際、はじめに中国人か日本人が尋ねられ、その後、そのカナダ人がレイテストであることが発覚しました。また、日本と違って、夜の市街地はとても治安が悪く、至る所でサイレンが鳴ったり、ホームレスの人がひったくりをしようとしていたりと、とても一人では歩くことができないような環境を目の当たりにしました。

しかし、カナダのいいところも悪いところも全て、日本では味わうことはできないと思っています。私はこれらの経験全てが自分の人生を左右するものになるのではないかなと思います。カナダに来てから成功したこと失敗したことがさまざまありますが、全てに後悔はありません。むしろ、後悔している暇すらありません。残りの2ヶ月、最後まで全力でいろんなことに取り組み、悔いの残らないようにしたいです。