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経済政策学科

交換留学生と訪れる地域文化体験ツアー「祐徳稲荷神社とフルーツバス停を巡って」

  • 2025.09.26
  • 経済政策学科

 9月4日(木)、本学に在籍する交換留学生と、佐賀県鹿島市の「祐徳稲荷神社」を訪れる文化交流ツアーを実施しました。この取り組みは、日本文化の理解を深めるとともに、地域の歴史的・観光的資源に触れることを目的として企画されたもので、参加者にとっては貴重な異文化体験の一日となりました。

 

 出発地の諫早から目的地へ向かう途中、まず立ち寄ったのは諫早市小長井町の「フルーツバス停」。イチゴ、スイカ、メロンなどの果物をかたどった色鮮やかで可愛らしいバス停は、地域独自の観光資源として知られています。留学生たちは思い思いに写真を撮りながら、地域のユニークな景観を楽しみ、地域の遊び心と魅力を実感していました。

 

 続いて訪れた祐徳稲荷神社は、京都の伏見稲荷、茨城の笠間稲荷と並ぶ日本三大稲荷の一つとして知られ、鮮やかな朱塗りの社殿と自然に囲まれた壮麗な景観が魅力の神社です。あいにくの小雨交じりの天候でしたが、神社の荘厳な雰囲気の中での参拝を体験し、御朱印をいただくなど、日本の伝統的な宗教文化にじかに触れることができました。また、伝統的な建築様式を目にすることで、日本の宗教文化のみならず歴史や美意識への理解を深める良い機会となりました。

また、神社の参道には土産物店が軒を連ねており、留学生たちは店舗を見て回りながら、地元ならではの商品やお守りなどを興味深そうに眺めていました。こうした日常とは異なる空間での体験は、地域の暮らしや文化の一端に触れる貴重な時間となりました。

 旅の途中では、地元のパスタ専門店にてランチも楽しみました。

おしゃれな雰囲気の店内で、参加者たちはそれぞれ好みのメニューを注文し、和やかに食事のひとときを過ごしました。食を通じて地域に触れる、ささやかで温かい日常の体験も、地域とのつながりを深める大切な一コマとなりました。

 今回のツアーは、単なる観光ではなく、「地域の文化や歴史に直接触れることで理解を深める」ことを目的とした学びの機会として位置付けられています。参加した留学生にとっては、日本の伝統文化に対する関心がより一層高まり、地域独自の文化資源の豊かさを実感する一日となりました。また私たちにとっても、異なる文化的背景を持つ留学生のまなざしを通じて、改めて地域の価値や魅力を再発見する貴重な時間となりました。

 今後も本学では、地域とのつながりを活かしながら、学外での学びや交流の機会を積極的に創出してまいります。