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経済政策学科

地域ビジネスとアントレプレナーシップ

  • 2026.08.12
  • 経済政策学科

 8月5~6日の2日間にわたり、集中講義「地域ビジネスとアントレプレナーシップ」を開講しました。90分の授業を1日4回、二日間で計8回という凝縮した日程のなか、学生たちは地域に根ざしたビジネスの発想からその発表までを一気に体験することになりました。

 今回講師を務めていただいた神崎健輔先生は、老舗クリーニング店「白洋社」で部長を務める一方、株式会社クラスタスのCTOとしてAI開発にも携わるなど、伝統的な家業と最新のテクノロジーの両方に軸足を置いて活動されています。クリーニング店の経営という地域に根ざした事業と、ITやAIという新しい技術領域とを行き来しながら活動されてきたご経験は、地域ビジネスとアントレプレナーシップを学ぶ本講義にとって、まさにうってつけの視点となりました。

 初日は、地域ビジネスやアントレプレナーシップに関する基礎理論を学ぶところから始まりました。単に知識を頭に入れるだけでなく、そこで得た視点をすぐに自分自身のアイデアへと結びつけていくのが、この講義の特徴です。学生たちはアイデアシートを手に、地域が抱える課題や自分が関心を持つ分野を見つめ直しながら、頭の中にぼんやりとあった思いつきを、少しずつ言葉として形にしていきました。誰かに説明できるアイデアへと磨き上げていく作業は簡単ではありませんが、教員や周囲の学生と対話を重ねるなかで、それぞれのアイデアが輪郭を持ち始めていく様子が印象的でした。

 二日目は、前日に整理したアイデアを土台として、いよいよ人前で発表するための準備に入りました。限られた時間のなかで、自分のアイデアの魅力や意義をどう伝えるか、スライドの構成や言葉選びに頭を悩ませながら試行錯誤を重ねる学生たちの姿がありました。そして講義の締めくくりには、Pitch、すなわち短時間で自分の考えを相手に伝える実践に臨みました。緊張した面持ちで発表に立つ学生もいましたが、二日間を通じて積み重ねてきた思考の過程があったからこそ、それぞれの発表には、自分の言葉で語ろうとする熱意が感じられました。

 理論を学ぶことと、それを自分のアイデアとして育て、さらに人に伝える形へと仕上げていくこと。この二日間の集中講義は、その一連の流れを短期間でぎゅっと凝縮して体験できる、密度の濃い学びの機会となりました。

 講師の神崎健輔先生は、実務の積み重ねから発信を始めたのが「洗濯ハカセ」としての活動で、テレビや雑誌など多数のメディアに出演されてきました。8月24日(月)にはNHK「あさイチ」(8:15~)への出演も予定されています。ぜひ、番組の方もご注目ください。