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経済政策学科

【最終講義】青年たちよ気概をもて。/佐藤快信教授のメッセージ

  • 2024.03.28
  • 経済政策学科

3月16日、大学のキャンパス内で佐藤快信 (さとう・よしのぶ) 先生の最終講義が行われました。

その後に開かれた「佐藤先生を囲む会」と合わせて70人近い関係者が参加し、その謦咳 (けいがい) に接しました。

長年のご活躍を振り返り、旧交を温める機会となりました。

 

 

佐藤先生が本学で初めて教鞭 (きょうべん) をとったのは34年前の1990年。最初の教室は学内の中心にあるロング館の「A-301教室」だったそうです。そこで、この部屋が最終講義の場所に選ばれました。

「授業」前に駆け付けたのは約60人。かつての在学生や職員、そして、地域活動や公的な活動でお付き合いのあった人たちと現在の教職員が席を埋めました。冒頭に懐かしい「ウェスレヤン大学」の出席票を配布し、講義が始まりました。

まずはこれまでのご研究を振り返り、博士論文における木材工学のテーマと、長崎に身を置いてからの環境資源論およびまちづくり論の研究についてお話しされました。

続いて、短大時代の35歳に広報部長を担って以来、4年生大学への改組その他様々な組織運営に邁進されたこと。さらには学部長そして学長時代の知られざる取り組みも紹介されました。

お話しの最後は「気概をもて。」という本日のテーマでした。なにがあってもへこたれず、もういちどチャレンジする精神。これを身につけていくことが重要であるという長年の教育理念を話されました。

 

その後、場所を移して「佐藤先生を囲む会」を開催。元卒業生と元職員、現役の学生と教職員が食卓を囲みました。

34年間を通じて、佐藤先生の講義を聞き、ゼミに参加し、ともに実習へ赴いた学生たち。いまはそれぞれ、立派に社会を担っています。懐かしい顔ぶれと接してなごやかな歓談となりました。

写真を交えたスライドトークセッションでは、この日に合わせた懐かしい写真を披露。北は北海道、南は沖縄から駆け付けた卒業生たちから「先生あのときはありがとうございました」「あのときはごめんなさい」の笑い話もたくさん飛び出しました。

そして最後は、これからYouTuberを目指すという佐藤先生に、映像撮影のキットが送られました。スタビライザー、マイクカバー、円型ライト、そして映像編集ソフト。今後のご活躍も楽しみです。

長年のご活躍、ご貢献に感謝して、「囲む会」を締めくくることができました。今後も非常勤講師その他の形で、本学の教育・研究、そして地域活動にご助力をいただければ幸いです。