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経済政策学科

【ゼミ紹介】雲仙岳の歴史を学ぶ/災害フィールドワーク [No.01]

  • 2024.03.29
  • 経済政策学科

みなさん、いよいよ新学期ですね。

新しいゼミ、これから一年の目標は決まったでしょうか?

重視するのは、勉強? 研究? 体験? 実践? それともアルバイト? 遊び? はたまた恋愛?

ゼミ選びの基準は色々ありますね。

ここでは、フィールドワークをおこなう3年ゼミについて紹介します(吉田先生担当)。

まずは、夏休み(9月1日)の島原半島エクスカーションについて。この日は雲仙岳災害記念館「がまだすドーム」を訪ねました。

 

がまだすドーム平成大噴火シアター

 

がまだすドームの展示で、最も目を引くのは「平成大噴火シアター」。

そこでは最初に島原の成り立ちを学びます。島原半島の豊かな産業と文化は、雲仙火山によって生み出されたのです。

その一方で、たびたびの噴火は文明社会に大きな影響を与えました。1990年11月17日に始まった平成の噴火活動もその一つです。とくに、大勢の死者を出した1991年6月3日の火砕流は大きな教訓を残しています。

館内には、ゲームを通じて学ぶコーナーもたくさん。学生たちもずいぶん遊びました。

がまだすドーム平成噴火シアター

がまだすドーム展示

 

がまだすドームアトラクション

 

色々と学んだあとは、おいしい食事を取ってからゼミ討論の時間です。それぞれが考えてきた卒業研究のテーマをお互いに発表し、後期の活動に向けて弾みをつけました。

ツアーの終わりは、「大野木場小学校」の遺構を訪問。ここは、1991年9月15日に火砕流の熱風が襲い掛かった場所です。火砕流の直前まで、小学生が通っていたといいます。助かった命の重みを感じる場所でした。

 

がまだすドーム会議室

 

 

旧大野木場小

 

 

後半の記事では、春休み(3月15日)のエクスカーションを紹介します。いよいよ、噴火を起こした普賢岳のふもとを訪ねます。