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【経済政策学科】 諫早市地域おこし協力隊の菊山達也氏に講演いただきました。

  • 2022.11.22
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10月25日(火)、経済政策学科の講義「日本経済論」(担当:登り山和希准教授)において、大学が所在する諫早市の地域おこし協力隊である菊山達也氏をゲスト講師にお招きして、お話をいただきました。演題は「外から来た人が思う諫早の魅力と課題 ~新幹線を使ったまちおこし~」。諫早市の地域おこし協力隊活動のご紹介や北九州市ご出身の同氏が諫早の魅力が市内で生活している中ではなかなか見つけにくいこと、また、新幹線開業に合わせた魅力の活かし方、などについて詳しくお話を頂きました。

当日は、履修生約50名が参加し、講演の終了後も活発に質疑応答が行われ丁寧にお答えいただく菊山先生のお姿がありました。地域課題解決に取り組まれている同氏からのお話から多くのことを学ぶことができたと学生からの感想が寄せられています。

学生からの感想をご紹介します。

   今日は諫早の現状や地域おこしのために活動されている内容を聞けて勉強になりました。私は諫早内のドライブで行く場所を決める時に菊山さんのInstagramを実際に見たことがあり、タグ付け欄から地元の人こそ知る絶景スポットや穴場カフェを知ることができました。今日の話にも出たBaseCafeは私が大好きなカフェなので、農家で売れない野菜を料理に使っていることを知り、ますます好きになれました。私は4月から警察官になるので、もし県外の方から道を尋ねられたり周辺のご飯屋さんを聞かれたりした時に、おすすめを教えて広められるよう、県内各地のことをどんどん調べて、地域おこしのために活動されている方々に少しでも貢献していきたいと感じました。(4年・女子)

 

   今回の講義を通して、諫早市地域おこし協力隊の存在や具体的な活動について知る機会を得ることができた。その中で、移住定住支援の他、6次化支援によるB級品の活用など人口増加や新たな特産物の製作など新たな強みを生み出そうとする活動が強く印象付いた。一方で、諫早市における具体的な特産物を挙げる際に明確な一つを挙げにくい、また、ベッドタウン化に伴う周辺商店の衰退など様々な問題が考えられる。対策として、これら商店が特産物のデリバリーサービスの他、若者向けの商品展開などを行い、周辺住民との密接な関係の構築や若者の流入が起きやすい環境を作り出す必要があると感じた。(3年・男子)

 

  私は友達と「諫早って何にもないよね」「通り道だよね」という話を多くしてきた。しかし、今回の話を聞き、諫早でずっと生まれ育った私たちからの視点では発見できない魅力をたくさん知ることができた。SNSでの諫早の魅力発信は若者を呼び込むうえで重要なツールであるなと再確認できた。検索数が伸びたのもSNS発信があったからだろうなと思う。またそういったツールを諫早市民が活用することで市全体が盛り上げられるなと感じた。解決すべき課題として「特産品が多く絞れない」が挙げられていたが、ターゲット別に「推し」を変えるという策は自分の中では出てこない案だったのでとても面白いなと思った。大学を卒業したら、諫早から出ていこうか悩んでいたが残りたいという気持ちが今回のお話で強くなった。(3年・女子)

 

  私は卒業論文のテーマで、地元(平戸市)の過疎化などについて調べようと思っており、今回の地域おこし協力隊の話はとても興味深い内容でした。特に昔人口流出の激しかった諌早が、現在では都市部からの移住者が増えている話が印象に残っており、同じく人口流出が加速している地元の平戸市にもその取り組みが活かせられるのか気になりました。一時期地元を離れたからこその独自の視点から新しい発見を見つけることができるので、そういった新たな発見をSNSなどで発信し続けることで人口流出を防げるだけでなく、よそからの移住者を増やすことができることがわかりました。こういった取り組みをすることで平戸市にどういった影響が出るのか、問題解決に繋がるのか考察してみようと思いました。(3年・男子)

 

   私も菊山さんと同じく諫早市や長崎県の外から来た人間であるが、外の人間から見た諫早市の良さを全く知らなかったし、知ろうともしていなかったのだと気付いた。「諫早市には何もない」「新幹線が開業しても諫早市に訪れる人は増えない」と言い続けてきた。しかし実際には、牡蠣やじゃがいも、そば、お酒といった農産品、CMにも使用されるような豊かな景観など全国に誇れる魅力が沢山あるということをこの講演を通して知った。そしてこれからの諫早市は新幹線開業に合わせて、課題である観光客や若者向けの宿を増やし、長崎市や福岡県のベッドタウンとなるよう住宅や生活に必要な施設を増やせば、訪れる人は必ず増えるという希望ある未来のお話を聞くことができた。
  これから私に出来ることは、諫早市の魅力を積極的に知ろうとすること、そしてそこで知った魅力を家族や友人、地域の人々、そして県外に発信していくことだと感じた。微力ではあるが、その積み重ねが結果に繋がると信じている。(3年・女子)

 

関連リンク

諫早市地域おこし協力隊(市役所ホームページより)

https://www.city.isahaya.nagasaki.jp/post87/73815.html

 

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