9月21日「世界アルツハイマーデー」にあわせて、社会福祉学科4名の学生と本学教員の山口先生が大村市地域包括支援センターの職員の方々、認知症の人と家族の会 大村わらべ会の皆様とご一緒に、ボートレース大村で認知症理解促進を目指した啓発イベントを開催いたしました。 認知症になっても安心して暮らせる地域づくりを目指して、本学社会福祉学科1・2年生を対象にした認知症サポーター養成講座を諫早市と連携して本年7月に本学で開講しました。その後9月19日の諫早駅での認知症街頭啓発ボランティア活動に引き続いて、行政、若者、支援団体、認知症当事者が協働した認知症啓発イベントを企画いたしました。ボートレース大村でのイベント内容として、ながさきけん希望大使トークショー、大村市地域包括支援センターによる介護相談ブースの設置、認知症の人と家族の会や大村市による認知症啓発資料の配布及び展示、認知症介護体験ゲームが行われました。
こどもから大人まで楽しめるイベントとなるよう、ブースを巡るスタンプラリーを開催したり、すごろくを通して認知症の方へのかかわりを学ぶゲームコーナーでは、大学生が読みあげる読み札に反応して、子どもたちの笑顔と歓声が館内に響き渡りました。 また当日は大村市のマスコットキャラクターおむらんちゃんも応援に駆け付けて、優しく温かな雰囲気で認知症啓発イベントを盛り上げてくれました。
そして当日のメインイベントであるながさきけん希望大使トークショーでは、ながさきけん希望大使の田中豊様と長崎市東長崎地域包括支援センターの渡瀬大祐様、本学教員の山口先生が登壇し、認知症があっても地域で自分らしく生きることの大切さや認知症に対する理解の促進の重要性について深めあうことができました。当日の様子について、FMおおむらのラジオ番組「Omura Bay Window」内で特集紹介がなされました。また田中豊様のドキュメンタリー番組の中で、当日のトークショーの一部が後日放送される予定です。
本取り組みは、長崎県精神保健福祉協会の研究助成事業「大学生への認知症サポーター講座の効果検証と普及開発のあり方に関する調査研究」(研究代表:山口弘幸)の一環として、地元自治体や支援団体と連携しながら取り組んでおります。大村市地域包括支援センターの職員の方々、認知症の人と家族の会 大村わらべ会の皆様の様々なご協力を頂く中で実施することができました。本当にありがとうございました。また本イベントを開催するにあたり、会場運営等で様々なサポートを頂きましたボートレース大村様にも心より感謝申し上げます。