NEWS

社会福祉学科

姜学長、210名の1年生に共生社会の思想を語る!!

  • 2023.06.15
  • 社会福祉学科

「E.FシューマッハはF1のドライバーではありませんよから始まった姜尚中学長の講義。本学の学長に就任以来3年目にして初めて実現した通常の講義です。

この日は1年生210名(留学生含む)が受講する「共生社会論」の第8回目の講義。

 

この日のテーマは『共生の思想を考える』。まずはSmall is Beautifulで知られる英国の経済学者シューマッハの「世界中の貧しい人たちを救うのは大量生産ではなく、大衆による生産である」という「中間技術」(適性技術)の考え方を紹介。

適性規模の物流の展開例として、10年前の、倒産しかかったブエノスアイレスでの“地域通貨”(物々交換あり)の実践現場を、姜先生ご自身がリポーターとして取材されたNHKのドキュメンタリー番組を紹介。

さらには、シャド―ワークやヴァナキュラー、脱学校化や脱病院化などのキーワードで近代主義や現代文明を斬っていったオーストリア出身の思想家イヴァン・イリイチの知見を絡めながらの示唆と刺激に富む時間となりました。

これからもよろしくお願いします。(中野)