▲次に、近年話題のLGBTQと発達障害の両分野で活躍する2人の本学卒業生を紹介。1人目は2019年9月、県下に先駆けて長崎市がスタートさせたパートナーシップ制度の導入にも尽力された「TAKE IT 虹」代表の儀間由里香さん(2011年卒)。もう1人は発達障害に関する複数の著書を著わし、現在、全国各地でセミナーやワークショップなどの支援活動に忙しい草原比呂志さん(1989年卒、現:本学編入生)の2人。
▲トークライブの部では、2人が関わった具体的な事例などを通して「多様性の現状と合理的配慮のあるべき姿」(当事者と支援者との対話によって支援の方法と程度の落しどころを探そうとする関わり方やプロセス)の大事さが熱っぽく語られました。
▲後半からは本学卒の開先生にもステージ上に加わっていただき、内閣府が公表している合理的配慮のパンフレットを基に、先生ご自身が短大への入学時に体験された大学当局とのエピソードなどを通して、その内容を分かりやすく解説していただきました。
▲セミナーの全体を通して随時集められた質問用紙には今回のテーマに関する質問内容がびっしり。ワークショップの後半の殆どの時間を質問への回答にあててもらいましたが、それでも時間が足りず、あらためてこのテーマに関する関心の高さを窺い知ることができました。
▲コロナ禍で停滞気味だった学会活動が、今後は益々盛り上がってくれることを期待しています。参加された皆さん、お疲れ様でした。
(文責・中野 /学会顧問)